メトロニダゾール(フラジール他)は1961年に発売された歴史のある薬剤ですが、2007年まで膣トリコモナス症にしか適応がありませんでした。従って男性への投与はすべて適応外だったこともあり、わが国における使用頻度は低く、後発品も1種類しかありません。しかし、07年以降も段階的に適応...
慢性的な肩こりには、血(けつ)の量や流れが関係している場合が少なくありません。どのようなタイプの肩こりに、どのような漢方薬を使うのでしょうか。...
2012年8月31日、副腎皮質ホルモン剤のメチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム(商品名ソル・メドロール静注用40mg、同125mg、同500mg、同1000mg)に、「多発性硬化症の急性増悪」の適応が認められることが決まった。この適応における用法・用量は「1日500〜1000mgを緩徐に静注または点滴静...
原崎です。今回はこんなものを仕入れました(店かw)。その名も、「BLUECON.i 」! 末尾に「i」が付いていることからもお分かりの通り、iPhoneやiPADと組み合わせて使うガジェットです。これで何ができるかというと……。...
9月半ば、「調剤ポイント問題」に関して動きがありました。既に多くの方がご存じでしょうが、この10月から薬担規則の改正により規制されると言われていたものが、「半年間の延期」や「運用の弾力化」といった報道がなされ、事実上規制が先送りされるとの“噂”が飛び交ったのです。...
患者はリウマトレックス(一般名メトトレキサート)を、休薬期間を置かないで連日服用し、8日間で飲み切ってしまった。...
睡眠薬を怖がる患者は多く、服薬量を自己調節したり服薬を中断するなど中途半端な飲み方をして、かえって不眠症状を悪化させてしまうことも少なくありません。睡眠薬は医師の指示通りしっかり服用して、睡眠のリズムを取り戻した後に、徐々に減らしていくべき薬剤です。...
皆さんは、ヒューマンエラーという用語をご存知とのことと思います。最近、周りにエラーの誘惑がいっぱいあることを、改めて実感しました。...
先日、「日本ホスピス・在宅ケア研究会 第20回全国大会 in とかち」で講演する機会をいただきました。与えられたテーマは「北海道における在宅ケアの現状と課題」で、私は薬剤師の立場から、「保険薬局薬剤師が関わる在宅緩和ケア」というタイトルで発表させていただきました。...
患者さんが薬を受け取って会計を済ませ、薬局を出る時、皆さんはどんな言葉を掛けていますか。「お大事にしてください」と見送る人が多いのではないでしょうか。「いやいや、患者さんがひっきりなしに来るから、一人ひとりお見送りまでしていられないよ」という忙しい薬局もあるかもし...
現在、国内で使用されているビグアナイド系薬は、メトホルミン塩酸塩製剤のメトグルコ(メルビンは製造中止)、グリコラン、メタクト配合錠LD/HD(ピオグリタゾン塩酸塩との合剤)などと、ブホルミン塩酸塩製剤であるジベトス(フィルムコート錠)、シベトンS腸溶錠があります。現在、処方...
2012年8月31日、β遮断薬のプロプラノロール塩酸塩(商品名インデラル錠10mg、同錠20mg)に、「片頭痛発作の発症抑制」の適応が追加されることが決まった。この適応における用法・用量は、「1日20mg〜30mgより投与し、効果不十分な場合には1日60mgまで増量可。いずれも1日2〜3回に分割投与」となる...
・グルカゴンGノボ注射用が記載された処方箋を初めて応需し、調剤にとまどってしまった。...
先日、私が勤務する薬局に、こんな処方箋を持った患者さんが来局しました。読者の皆さんは、この処方箋を見たら、どのように対応するでしょうか(今回は、患者背景などの処方内容以外の情報については考慮しないものとします)。...
今回は、健康に良いと人気のある油、エゴマ油を紹介します。食用の油ですが、菜種油など揚げ物に使う油とは違い、生で食する「熱してはいけない油」だということ、ご存じでしたか?...
睡眠薬は現在、ベンゾジアゼピン受容体作動薬の超短時間作用型および短時間作用型が主流になっています。それぞれに特徴があり、患者の年齢や肝・腎機能に加えて、療養環境なども考慮して使い分けられています。ここでは、多剤併用時の注意点や睡眠薬による運動機能への影響について説...
9月は九州山口薬学大会、10月は子供の運動会に日本薬剤師会学術大会、、、とイベントが目白押しw ビデオ撮影は、最近はもっぱらiPhoneでしているのですが、やはりマイクが悪い。というかモノラル音声。せっかくビデオを撮るならステレオで、臨場感のある音にしたいじゃないですか。とい...
今回は、消化管運動を賦活させる薬剤の特徴についてまとめました。消化管運動は、中枢の交感神経、副交感神経と、末梢の壁内神経系で調節されています。自律神経系の交感神経は消化管運動を抑制する方向に働き、副交感神経はアセチルコリンにより消化管運動を促進させます。アセチルコリ...
2012年8月15日、アレンドロン酸ナトリウム水和物の経口ゼリー製剤(商品名ボナロン経口ゼリー35mg)が製造承認を取得した。適応は「骨粗鬆症」であり、用法・用量は「成人、1週に1回35mgを朝起床時に水約180mLとともに経口投与」となっている。...
厚生労働省は9月5日、2013年度予算の概算要求の内容を公表した。この中で、災害時に拠点となる薬局の整備に5億円、地域医療の強化のための緊急対策において薬局に対して2億円の予算を盛り込んだ。...