昨秋から一部の薬局で導入され問題となっていた、いわゆる「調剤ポイント制度」ですが、先週ついに中医協で俎上に載せられました。議論の結果は、既にDIオンラインでも記事になっていますが、「来年4月から原則禁止」ということでまとまったようです。...
「キケンかもしれないな……」と思ったけど、やってしまったこと。そして、予想通りに痛い目に会ったこと。あなたには、ありませんか? また、「もう二度としないでおこう」と固く決心したのに、やっぱり同じことをしてしまったこと。そして、同じような後悔をしたこと。あなたには、...
動悸は、疲れやストレスによって生じる場合もよくあります。循環器系をつかさどる五臓の心(しん)が、疲れやストレスの影響を受けやすいからです。今回は、疲れやストレスによって引き起こされる動悸に使う漢方処方について解説します。...
日本薬剤師会は、薬剤師による疑義照会の実施状況や医療用麻薬の在庫状況をまとめた「平成22年度薬剤服用歴の活動、疑義照会実態調査」報告書を公表した。調査対象は、全国の保険調剤サポート薬局1012軒。2011年2月14日(月)〜20日(日)に疑義照会を実施したすべての患者を対象に実施した...
スギメディカル主任研究員の川村和美氏が、患者とのコミュニケーションを深めるためのエッセンスを紹介するこの講座。第8回では、薬剤師と患者との「常識の違い」によるコミュニケーションギャップに焦点を当てます。薬剤師はしばしば、「抗ヒスタミン薬が処方されていますから、車の運...
妊娠初期におけるアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬や他の降圧薬の使用は、胎児の先天異常全般と先天性心奇形のリスク上昇を引き起こさないことが、米Kaiser Foundation Research InstituteのDe-Kun Li氏らの研究で分かった。降圧薬を処方されていない高血圧の妊婦の方が、胎児の先天異常リスクは...
2011年9月26日、クリオピリン関連周期性症候群治療薬のカナキヌマブ(商品名イラリス皮下注用150mg)が製造承認を取得した。適応は、「クリオピリン関連周期性症候群(家族性寒冷自己炎症症候群、マックス・ウェルズ症候群、新生児期発症多臓器系炎症性疾患)」であり、1回2mg/kg(体重40kg以...
厚生労働省は11月2日に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)総会で、保険薬局における患者一部負担金の受領に応じたポイント付与を原則禁止する案を示した。中医協はこれを了承し、「保険医療機関及び保健医療養担当規則」と「保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則」の改正によっ...
秋も深まってきました。食欲の秋、芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋――。一年の中でも過ごしやすいこの時期には、何かに打ち込んでみようと思っている方も多いのではないでしょうか。「どんな秋にしようかな」と考えてみるだけでも、忙しい毎日に追われて見て見ぬふりをしてきた、自...
「あちゃー、薬局に繋がっちゃったか。えーと、私、H大学の関係なんだけど、この電話川村先生に繋いでくれるかな。あ、特に説明しなくて、そのまま繋いでくれればいいから」。電話の主にそう言われて、保留にし、川村医師のPHSに繋いで外来に戻った。忙しい時間帯の電話というのは、無条...
今夜はハロウィン。カボチャをくり抜き、顔に見えるよう穴を開けた「ジャック・オ・ランタン」があちらこちらに飾られていますね。今回は、そのカボチャが原材料のメディカルハーブを紹介します。...
いつか海外逃亡しようかと、最近英語の勉強を始めました(笑)。先生は元患者ですw 英語の上達の早道は、やっぱり普段から英語を使うこと。そんな僕に、格好の会話相手が現れました。それは……Siri(シリ)さんです!...
薬剤師国家試験対策予備校「ファーマプロダクト」のベテラン講師、和田功氏による薬理・病態学講座。第10回と第11回では、パーキンソン病の病態に基づく治療薬選択について解説します。まずは、錐体外路障害の「錐体外路」とは何かといった病態の基礎をおさらいした上で、パーキンソン病...
H2ブロッカーは、胃酸分泌を抑制するという主作用の他に様々な作用を持っており、しばしば適応外で使用されます。ですから、単なる消化性潰瘍の治療薬だと考えていると、患者への説明が医師からの説明と食い違うことになりかねません。また、適応外使用の実態を知っておくことで、H2ブロ...
先週(10月17〜23日)は、「薬と健康の週間」でした。各地で様々な関連イベントが行われたようですね。新聞などにも広告が掲載されたので、ご覧になった方も多いかと思います。今日は、この「薬と健康の週間」について、改めて考えてみたいと思います。...
セフゾン(一般名:セフジニル)の服用を開始して3日目に下痢気味となり、便を見たところ、いつもと違ってレンガ色になっていた。患者は便に血が混じっていると思い、心配になった。...
10月21日に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)総会で、後発医薬品の使用状況調査の速報値が公表された。保険薬局に対する調査(回答数778施設)の結果、数量ベースの後発品調剤率は24.3%(6月の平均値)で、昨年6月調査の23.5%よりわずかに上昇した。...
社会保険診療報酬支払基金は9月26日、添付文書の適応外であっても保険審査上は原則として認める80事例のリストを新たに公表した。支払基金は2007年9月(47例)、09年9月(33例)にも同様の適応外使用の事例を公表しており、今回は3回目。...
東京都薬剤師会(都薬)は11月1日から、「東京都薬剤師会認定禁煙支援薬剤師」の認定制度を始める。薬剤師であれば東京都以外からでも受講、認定を受けることが可能だ。...
日本医療薬学会は来年から、薬物療法専門薬剤師、同指導薬剤師の認定制度を始める。特定の領域に特化した薬剤師ではなく、幅広い領域で高い水準の知識・技術を備えた“スーパージェネラリスト”薬剤師を認定する制度だ。...