第4回「サクラ病理技術賞」 受賞者が決定―「第53回日本臨床細胞学会総会」に合わせ6月2日(土)に授賞式―
第4回「サクラ病理技術賞」 受賞者が決定―「第53回日本臨床細胞学会総会」に合わせ6月2日(土)に授賞式―
サービスURL: 個別化医療や分子標的治療など、がんの治療方針を決定するための病理診断の役割はますます重要になってきていますが、正確な病理診断には質の高い病理標本が必要であり、それには自動化機器等の進化ばかりでなく、人から人へと伝えられ磨かれる技術もまた重要な要素です。 「サクラ病理技術賞」は、病理学的検査・技術に関する様々な活動を支援するため、病理検査機器・器材のトータルサプライヤーであるサクラファインテックジャパン株式会社(本社:東京、代表取締役社長:石塚悟)が、病理技術者やその団体、研究者を対象として、学術研究のみならず地域活動や後進育成など幅広い活動の中から特に優れた成果を挙げられた方々を表彰する制度として2008年に創設したものです。 選考は医師、技師、学識経験者など病理診断分野の権威数名によって構成される第三者機関(選考委員会)に委嘱されており、公正な検討の結果、このたび第4回の受賞者を選考、決定いたしました。 今回は、「技術賞」1名、「奨励賞」2名、および「松本賞」1名の受賞者が選ばれました。 第4回授賞式は、第53回日本臨床細胞学会総会(2012年6月1日―3日、幕張メッセ)でのランチョンセミナーとして、2012年6月2日 (土)に開催されます。受賞者には、オーナメントと副賞賞金が授与され、また受賞者による受賞記念プレゼンテーションが行われる予定です。 なお授賞式の詳細につきましては、サクラファインテックジャパン株式会社のホームページ(http://www.sakura-finetek.com/top.html)でもお知らせする予定です。 ■第4回サクラ病理技術賞 病理標本作製のための諸技術の開発・改良など病理技術の進歩への貢献に対して授与。 受賞者:百瀬 正信(ももせ まさのぶ) 氏 信州大学医学部附属病院 臨床検査部 【受賞理由】 病理組織検査法における技術改良 ―病理組織学的解析のための加温希釈過酸化水素を用いたメラニン漂白法の再評価―: 免疫組織化学的染色法や糖鎖の組織化学的染色法に関わる領域において、日常検査における技術方法論の提示や、多くの病理研究者の研究論文作成に質の高い技術協力をしている。これまで発表された研究・論文はその大半が技術方法論の検証と技術提供によるもので、今回の授賞理由となった研究は、今後悪性黒色腫の 続きは...