レニン-アンジオテンシン(RA)系阻害薬の投与を受けている高齢者の尿路感染治療にトリメトプリム-スルファメトキサゾール(ST)合剤を用いると、他の抗菌薬を投与した場合に比べ、高カリウム血症関連入院のリスクが6.7倍になることが明らかになった。カナダToronto大学のTony Antoniou氏らが、...
カルバマゼピン(商品名:テグレトールほか)は、てんかんの部分発作および三叉神経痛に対する第一選択薬です。また、躁状態に対しても、リチウム製剤と同等の有効性・有用性を持ち、その効果の発現はリチウム製剤よりも早いという特徴があります。さらに、糖尿病性神経障害、帯状疱疹...
カルバマゼピン(商品名:テグレトールほか)は、てんかんの部分発作および三叉神経痛に対する第一選択薬です。また、躁状態に対しても、リチウム製剤と同等の有効性・有用性を持ち、その効果の発現はリチウム製剤よりも早いという特徴があります。さらに、糖尿病性神経障害、帯状疱疹...
アメリカで臨床薬剤師になるためには、多くの場合、レジデンシープログラムの修了が求められます。慶應義塾大学(当時は共立薬科大学)名誉教授の菅家甫子先生がおっしゃった「渡米するなら、レジデンシープログラムを修了してから帰国する方がいい」という言葉が、ずしりとした実感を...
2010年6月11日、持続型赤血球刺激因子製剤のダルベポエチン アルファ(商品名:ネスプ注射液プラシリンジ)が薬価収載された。本薬は、既に4月16日に製造承認されており、8月下旬に発売が予定されている。なお、この発売に伴い、これまで販売されていた「ネスプ静注用プラシリンジ」は経過...
実務実習の受け入れに合わせて、うちの薬局でも今年から、学校薬剤師の仕事を始めました。今回は、実際に学校薬剤師の業務を担当している、かもめ薬局北里健康館の鎌田さんに、学校薬剤師業務の見学・体験をした実習生の様子をリポートしてもらいました。...
先日、厚生労働省が平成21年度「一般用医薬品販売制度定着状況調査」調査結果報告書を公表しました。調査は平成21年6月1日から施行された改正薬事法が、実際の販売現場でどの程度定着しているか確認することを目的に、全国47都道府県に渡って、いわゆる「覆面調査」として行われたもので...
変形性関節症(OA)または関節リウマチ(RA)で消化管イベントリスクが高い人々において、非選択的な非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)+プロトンポンプ阻害薬(PPI)を投与された人々は、COX-2阻害薬(COX-2を選択的に阻害するNSAID)を投与された人々よりも、臨床的に意義のある消化管イベント...
2010年6月11日、糖尿病治療薬の「メタクト配合錠」が薬価収載された。既に4月16日製造承認されており、近々の発売が予定されている。本薬は、チアゾリジン系薬のピオグリタゾン(商品名:アクトス)と、ビグアナイド薬のメトホルミン(商品名:グリコラン、メデット、メルビンほか)の配合...
抗不整脈薬は、TDMが必要とされる薬剤が多いこともあり、つい副作用のモニタリングを病院や診療所などに依存してしまいがちです。でも、60日や90日といった長期処方が当たり前になっているこの時代、薬局でもこうした薬剤の過量服用のサインを見逃さないように、知識を身につけておく必要...
サッカーのワールドカップ、盛り上がっていますね。日本は予選リーグを見事突破し、日本時間の今夜、決勝リーグの第1回戦でパラグアイと対戦します。今回は、このパラグアイで古くから飲まれていて、今では世界中に広まっている「パラグアイ・ティー」を紹介しましょう。...
ここ最近、「チーム医療」というキーワードがよく話題にされ、看護師や薬剤師の業務範囲の見直しが行われつつあります。最近は、訪問薬剤管理指導なども増えてきていますので、薬局の薬剤師であっても、医療チームの一員として医師や看護師と密に連携を取る場面が少なくありません。で...
2010年6月24日、持続性癌疼痛治療薬のフェントステープ(一般名:フェンタニルクエン酸塩)が発売された。適応は「非オピオイド鎮痛薬及び弱オピオイド鎮痛薬で治療困難な中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における疼痛(ただし、他のオピオイド鎮痛薬から切り替えて使用する場合に限る)」...
初めまして。薬剤師の前田幹広と申します。この連載では、私が集中治療専門薬剤師を目指した軌跡と、アメリカにおける集中治療専門薬剤師の育成システムを中心に書いていこうと思います。...
患者にパルミコート200μgタービュヘイラー56吸入(一般名:ブデソニド)の吸入法を説明する際に、病院では音の鳴る練習用吸入器を用いて説明を行ったが、患者が持ち帰った吸入剤(吸入器)では何回行っても音が鳴らなかったため、吸入できないとあきらめ、本剤の使用を自己判断で中止し...
突然ですが、皆さんは髪の毛をどこで切っていますか。理容室、美容院、あるいは自分で切るという方もいらっしゃるかもしれません。私は数年前から、ある美容院で髪を切ってもらうことに決めています。実はそれまで、髪が長くなるとふらっと「1000円カット」に行って髪を切ってもらってい...
メトトレキサート(商品名:リウマトレックスほか)は、極めてリスクの高い薬剤です。肝障害、骨髄抑制、間質性肺炎などの副作用が、比較的高頻度で出現するからです。「週に2日だけ服用する」という特別な用法が定められているのも、体への負担を軽減するのが目的です。...
東京は14日から、いよいよ梅雨に入りました。雨続きで空気がじめじめすると、ついつい憂鬱になってしまう人も多いのではないでしょうか。今回は、そんなブルーな気分をぱっと晴らしてくれる、色鮮やかなハーブ「マロウブルー」をご紹介しましょう。...
2010年6月14日、発作性夜間ヘモグロビン尿症治療薬のエクリズマブ(商品名:ソリリス点滴静注300mg)が発売された。同剤は、4月16日に製造承認を取得している。効能・効果は「発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制」であり、通常、1回600mgから投与(点滴静注)を開始する。...
8割以上の家庭で余った処方薬を捨てずに保存しており、約6割の家庭で余った薬を自己判断で家族間や知人など処方された本人以外に使い回している――。病院検索サイトなどを運営するQLife(東京都世田谷区)と、薬剤師を対象とした調査などを行うネグジット総研(神戸市中央区)がこのほど...