早いものでもう年の瀬、このコラム「ハーブ&アロマの知恵袋」も、今年最後の記事となります。今回は、クリスマスの時期を彩るハーブの代表格、シナモンをご紹介しましょう。甘くてスパイシーな香りを持つシナモン(学名:Cinnamomum zeylanicum、和名:セイロンニッケイ、セイロンケイヒ)は...
2型糖尿病患者の血糖管理は、診断から年数を経るにしたがって難しくなる。米North Carolina大学のJohn B. Buse氏らは、基礎インスリンのみ、またはそれに経口糖尿病治療薬を加えても管理不十分な患者の治療に1日2回のエキセナチド皮下注射を追加すると、低血糖リスクを高めることなく血糖管理を...
前回、麻黄湯は、悪寒が強い、汗が出ない、関節が痛い、頭痛などの症状が現れる「風寒証」に適していると説明しました。口が渇く、のどが痛い、高熱などが現れる「風熱証」の場合、消化器症状がある場合、体力が衰えている場合には、どのような処方が適するか解説していきます。...
妊娠初期の抗てんかん薬カルバマゼピンへの曝露は二分脊椎リスクを高めること、リスク上昇はバルプロエート(バルプロ酸)曝露に比べれば5分の1程度であることが、オランダGroningen大学のJanneke Jentink氏らが行った欧州の先天異常登録のデータ分析で明らかになった。論文は、BMJ誌2010年12月11日...
高齢者人口の増加、療養病床の減少などの社会的背景の中、「薬剤師も在宅訪問を!」と言われて久しいですね。とはいえ、まだ在宅訪問に踏み切れていない薬剤師も多いようです。私としては、在宅は薬局内での調剤と違う経験ができる場ですので「結構楽しい」と感じているのですが、皆さ...
花粉症のシーズンを控え、今回から3回に分けて、アレルギー治療薬について解説したいと思います。第1回は「第1世代抗ヒスタミン薬」の特徴や副作用を比較します。...
2010年12月10日、経皮吸収型持続性癌疼痛治療薬のワンデュロパッチ(一般名:フェンタニル)が薬価収載された。同薬は、既に10月27日に製造承認を取得しており、近く、0.84mg、1.7mg、3.4mg、5mg、6.7mgの5種類が発売される見込みである。...
メトホルミン塩酸塩を有効成分とするビグアナイド系経口血糖降下剤「メトグルコ錠250mg」の発売から約8カ月。ご存知のように、大日本住友製薬が販売するメトグルコ錠250mgは有効成分、含量とも、同社のメルビン錠250mgと同じでありながら、新薬として薬価収載されたものです。ここで出てくる...
マスコミ報道などで、インフルエンザに麻黄湯が有効であることは有名になりましたが、麻黄湯が向く「証」とはなんでしょうか。麻黄湯以外に、インフルエンザに処方する漢方薬は? ...
今年もあと1か月を切りました。年末の忘年会などで、せわしない毎日が続きそうですね。さて、今回は、前回のコラム「かぜの予防に、ブレンドティーに、お勧めの『レモングラス』」でレモングラスとのブレンドをお勧めした「バレリアン」をご紹介しましょう。...
2010年12月10日、抗悪性腫瘍薬のベンダムスチン塩酸塩(商品名:トレアキシン点滴静注用100mg)が薬価収載された。本薬は、既に10月27日に製造承認を取得している。適応は「再発又は難冶性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫ならびにマントル細胞リンパ腫」であり、用法・用量は「1日1回120mg...
厚生労働省は12月8日、中央社会保険医療協議会診療報酬改定結果検証部会において2010年度診療報酬改定後の「後発医薬品使用状況調査」の結果(速報)について報告。薬局における数量ベースの後発医薬品の調剤率は22〜23%で推移していることがわかった。...
アテローム性動脈硬化を有する糖尿病患者にメトホルミンを投与すると、全死因死亡リスクが24%低下することが、国際観察研究REACHレジストリに登録された患者の情報の分析で明らかになった。仏国立衛生医学研究所(INSERM)のRonan Roussel氏らが、Arch Intern Med誌2010年11月22日号に報告した。...
前回は、頻尿治療薬の効果の特徴について解説しました。今回は、副作用と相互作用を中心に解説していきます。...
厚生労働省は8日、中央社会保険医療協議会(中医協)の診療報酬改定結果検証部会で、「後発医薬品の使用状況調査」の速報値を報告した。2010年の初めから伸びていた数量ベースでの後発品調剤率が、夏ごろから伸び止まっていることが明らかとなった。...
総合病院の門前にある第2かいなん調剤薬局(愛知県弥富市)では、3年ほど前から、薬の副作用や一口メモなどを記したお薬手帳シールを作って活用している。「お薬手帳を有効利用してほしいと思い、重篤な副作用が起こる薬剤について初期症状を伝えるシールを作ったのが最初だった」と、...
広島県東広島市にある、くるみ薬局黒瀬店では体調変化を患者自身が記入できる、お薬手帳シールを使用している。副作用や相互作用を早期に発見し重篤化を回避するのが目的だ。...
水仙薬局(福井県永平寺町)では、経口抗癌剤、オピオイド鎮痛剤、ワルファリンについて、お薬手帳に貼付できるサイズの説明用ツールを活用している。...
旭川十仁薬局(北海道旭川市)は、耳鼻咽喉科医院の門前にあり点鼻剤や点眼剤などの外用剤の処方せんを受ける機会が多い。これらは特殊な容器に入っていることが多く、慣れないと使用方法がわかりづらい。「特に高齢者では使用方法が覚えられなかったり、握力が弱いなどの理由から、き...
ナカジマ薬局西23条店(北海道帯広市)では、サプリメントの注意事項などを一覧にしたツールを作り、活用している。管理薬剤師の安川栄一氏は、「サプリメントを利用している患者さんはとても多く、その種類は驚くほど多様。薬と違って情報が少ないこともあり、薬剤師によって説明の量...