一般病棟に入院している患者への制酸薬の処方が増加しているが、リスクを上回る利益はあるのだろうか。米Harvard大学医学部のShoshana J. Herzig氏らは、8万人弱の入院患者を対象に、制酸薬を投与された患者とされなかった患者の消化管出血発生率を比較する薬理疫学的コホート研究を行った。こ...
「痛風発作の緩解及び予防」に適応を持つコルヒチンは、古くから使用されている薬剤ですが、2009年7月に米国食品医薬品局(FDA)が出した勧告の影響で、最近、投与量や相互作用に関して注意が促されるようになりました。ですが、国内の添付文書は、残念ながらあまり情報が充実していませ...
薬剤師国家試験対策予備校「ファーマプロダクト」のベテラン講師、和田功氏が、薬剤師として働く今だからこそ知りたい薬理学・病態学をわかりやすくお伝えするこの番組。第2回では、インフルエンザ治療薬が効くメカニズムを、インフルエンザウイルスの感染・増殖過程の解説と併せて詳細...
2011年1月21日、糖尿病治療薬のピオグリタゾン塩酸塩/グリメピリド塩酸塩配合錠(商品名ソニアス配合錠LD、同配合錠HD)が製造承認を取得した。本薬は、チアゾリジン系薬であるピオグリタゾンと、スルホニルウレア(SU)薬のグリメピリドの配合製剤であり、発売された製剤は低用量のLD製剤...
オフサロン点眼液(一般名:クロラムフェニコール・コリスチン配合)を滴下するたびに、ひどい苦味を感じたため、点眼をやめた。...
このところ、「規制・制度改革」だ「事業仕分け」だと騒がれていますが、調剤基本料の一元化やネット販売の問題など、私たちの業界に関する話題がかなり槍玉に挙げられていることは多くの方がご存知でしょう。現場の人間としては「なんで突然、薬剤師に矛先が向いたのか」と大変困惑し...
武田薬品工業は2011年2月21日、ダーゼン5mg錠(一般名セラペプターゼ)、同10mg錠、同顆粒1%の製造・販売を同日より中止し、自主回収すると発表した。...
くろしお薬局の川添哲嗣氏が、患者を熱演するロールプレーが評判のこの番組。第2回には94歳の川添ツルさんが登場します。「昼は1〜2時間ごと、夜は3回もトイレに行った」という、頻尿に悩むツルさんが言った気になる一言とは?...
リウマチ治療薬の中には、薬剤性腎障害を起こすものが多くあります。今回は、リウマチ治療に用いる薬剤のうち、DMARDsによる腎障害について、解説したいと思います。...
2011年1月21日、アルツハイマー型認知症治療薬のメマンチン塩酸塩(商品名メマリー)とガランタミン臭化水素酸塩(商品名レミニール)の2成分が製造承認を取得した。それぞれの効能・効果と用法・用量は次の通りである。...
東京ドームシティアトラクションズの小型ジェットコースターで先月、会社員が転落死した事故については、多くの方がニュースなどでご存知だと思います。まずは、故人のご冥福をお祈りしたいと思います。そして、このような悲しい事故が二度と起こらないように対策を講じてほしいもので...
前回書いた通り、HIV感染症治療のエキスパートとなるべく研鑽を積んでいたら、早速知識が役立つ場面がありました。薬局を初めて訪れた女性患者の抗HIV薬の一つがネビラピン(商品名ビラミューン)だったのです。...
薬剤師向け研修などを行う「ネオフィスト研究所」の吉岡ゆうこ氏と、薬局ですぐ役立つ便利なグッズを一緒に作っていきましょう。第2回は、受付で聞いた患者さんからの要望を、素早く、確実に薬剤師に伝える「受付カード」を作ります。薬局に一台あると便利な「ラミネーター」の使い方も伝...
今回は、美容に良いハーブとして最近話題を集めているスギナについて、注意点も含めてご紹介しましょう。スギナは、春の訪れを告げる山菜の一つであるツクシが枯れた後に生えてきます。子供の頃、「ツクシ誰の子、スギナの子」と歌いながらツクシ摘みをした経験のある人も多いのではな...
2011年1月21日、高尿酸血症治療薬フェブキソスタット(商品名フェブリク錠10mg、同錠20mg、同錠40mg)が製造承認を取得した。薬価収載を経て、今春の発売が予定されている。適応は「痛風、高尿酸血症」で、1日1回投与する。1日10mgから投与を始め、維持量は1日40mg、最大1日60mgまで投与できる。...
今回は花粉症になりやすい証について詳しく説いていきましょう。鼻水の量や質、口渇、冷えなどの症状は証を総合的に判断するための手がかりになります。それぞれの証に適する漢方薬にはどのようなものがあるでしょうか。...
今回は「アスピリン喘息」について、どのような人に発症しやすいのか、どのような薬剤で発症するのか、どの鎮痛剤ならアスピリン喘息患者でも使用できるのか、という点について解説します。...
エコリシン点眼液<エリスロマイシンラクトビオン酸塩・コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム>の粉末状の薬剤を添付の溶解液に溶かした状態で患者に交付した。その時、「点眼剤の溶かし方説明書」も一緒に渡してしまったため、帰宅後に説明書に書かれている医薬品の粉末が入っていな...
時事通信は2月5日、「厚生労働省は2011年度から、生活保護受給者を対象に後発医薬品を利用するよう指導を強化する方針を決めた」と報道しました(記事はこちら)。この記事によれば、厚労省はレセプトをチェックして受給者の医薬品の利用状況を把握し、特別な理由なく新薬を使っている場...
患者向けツールの第3弾をお届けします。今回は『日経ドラッグインフォメーション』2月号の特集「目薬まるわかり」との連動企画で、「目薬の上手なさし方」をPDFファイルでご用意しました。...