このため、動脈硬化疾患予防ガイドライン2012でも、糖尿病患者に対するLDLコレステロール(LDL-C)管理の重要性が強調されている。特に網膜症などの細小血管障害や喫煙の継続といった危険因子を併せ持つ場合、より厳格なLDL-C管理が推奨されるようになった。
...そこで,大阪市立大学大学院代謝内分泌病態内科学の庄司哲雄講師にその背景を聞いた。また,脂質異常症の治療における現在の課題として,急速に普及した後に精密度と正確度に対して疑問符が付いたLDLコレステロール(LDL-C)直接測定法の問題が挙がっている。 …
...「ここ1、2年で糖尿病患者のLDLコレステロールはガイドラインの水準よりも低く持っていった方がよいという風に考えが大きく変わった」。福岡県の小倉記念病院循環器科診療部長の横井宏佳氏はこう説明する。糖尿病の患者では、一次予防ではLDLコレステロールを100mg/dL …
...今回の見解は、コレステロール高値を巡る医学会の混乱を受けたものだ。この9月、日本脂質代謝学会が「長寿のためのコレステロールガイドライン」を発表し、LDLコレステロール高値である方が長生きと大々的に報じられた。かねて日本動脈硬化学会は、2007年度の「動脈硬化性 …
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