昨年10月に名古屋で開かれた生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に前後してメディアで一番取り上げられた価値ある生物資源の例は、抗インフルエンザ薬タミフルがスパイス・漢方薬でおなじみの八角(はっかく)の含有成分、シキミ酸から作られるという話だろう。 …
...国連生物多様性条約の第10回締約国会議(COP10=名古屋会議)が名古屋市で開かれている。生態系保護の国際目標設定(名古屋ターゲット)と、「遺伝資源」を利用した利益の国際配分ルール策定(名古屋議定書)の2つが最大の焦点で、最終日の2010年10月29日までの合意を …
...実は日本の医療用漢方薬は、原料の大半が中国からの輸入で、国内自給率はわずか1割程度となっている。 COP10での議論の方向性によっては、遺伝資源である原料の入手が難しくなる可能性がある。 漢方薬店の店主は、「生薬(の値段)が上がってくればですね、全部、漢方薬が …
...200種類以上の漢方薬を扱う東京都内の専門店の店主は、心配そうにCOP10の議論の … 漢方薬店の店主は、「本当に困る。薬というのはね、病人の糧ですから」と話した。 …
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