心血管リスク因子を持つ患者の動脈硬化予防には、血圧、脂質、血糖を含めた管理――包括的治療を行う必要がある。今回のガイドライン改訂で特に強調されたその概念を、最初に裏付けた臨床試験として知られるのが、北欧と英国・アイルランドで行われ、2003年に報告されたASCOT-LLA(Anglo-Scandinavian Cardiac Outcomes Trial-Lipid Lowering Arm)だ。
...女子では、9~12歳時のBMIが1SD高いと、15~16歳時での心血管リスク因子のオッズ比が、高血圧(最大血圧:≥130 mm Hg)で1.23、高コレステロール(LDL:≥2.79 …
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