医薬分業といって、処方箋を持って薬局へ行く。
しかし、小さな個人医院では、まだまだ窓口で薬をくれるところがあるのです。
医薬分業は義務制ではないのかな?
私としては医者の窓口で薬をくれるほうが楽ではあります。
5月24日、日本薬剤学会が厚生労働大臣にあてて、医薬分業国際標準化に関する陳情書を提出しました。同学会のウェブサイトで全文が公開されています。陳情書の内容を一言でまとめますと、「医薬分業を、グローバルスタンダードである完全分業にしてください」というものです。
...日本薬剤師会によれば、医薬分業率が全国平均で65%を超えたそうです。この65%という数字を見ると、確かに「それなりに分業が進んでいる」という印象を受けるのですが、実感として皆さんどうでしょうか。現場の人間の感覚からすれば、いまだに「医薬分業」に対して、具体的に言うならば薬局の役割・薬剤師の仕事に対して、患者さんから理解が得られていないのではないかと感じます。では、その原因は何でしょう。少し考えてみましたところ、薬局や薬剤師への理解が得られていない元凶の一つに、医療機関からファクスで送る処方箋、いわゆる「ファクス処方箋」があるのではないかという“仮説”を思いつきました。
...薬剤師さんの仕事って、やりがいのある仕事なんでしょうか?
医薬分業となって、診察を受けたお医者さんとは、別の薬局で御薬貰いますが、いつも思うのです。
処方箋を見ながら、御薬を調合するって、そんなに難しい仕事なんでしょうか?
もちろん、薬を間違えたりしたら、大変とは思いますが、どうなんでしょうか?
国が医薬分業の推進策に力を入れ始めてから随分たちますが、日本薬剤師会の調査によると、2009年度に、全国の平均分業率がようやく60%を超えたようです。そこで今回は、分業率が60%を突破する中、面分業の広がりがどうなっているかを、いつもの通り健保組合のレセプトを使って調べてみました。
...