ファクス処方箋が薬局をダメにした?
日本薬剤師会によれば、医薬分業率が全国平均で65%を超えたそうです。この65%という数字を見ると、確かに「それなりに分業が進んでいる」という印象を受けるのですが、実感として皆さんどうでしょうか。現場の人間の感覚からすれば、いまだに「医薬分業」に対して、具体的に言うならば薬局の役割・薬剤師の仕事に対して、患者さんから理解が得られていないのではないかと感じます。では、その原因は何でしょう。少し考えてみましたところ、薬局や薬剤師への理解が得られていない元凶の一つに、医療機関からファクスで送る処方箋、いわゆる「ファクス処方箋」があるのではないかという“仮説”を思いつきました。 続きは...