医薬品のネット販売を行うケンコーコム(東京都港区)とウェルネット(横浜市)が国を相手に、一般用医薬品のネット販売を含む郵便等販売を省令で禁止したのは違憲であるなどして、医薬品のネット販売権の確認などを求めた行政訴訟の上告審が1月11日、最高裁判所であった。最高裁第二小法廷(竹内行夫裁判長)は、「店舗販売業者に対し、第1・第2類医薬品の郵便等販売を一律に禁止する厚生労働省の規定は、新薬事法の委任の範囲を逸脱した違法なものとして無効」とし、国の上告を棄却する判決を言い渡した。ケンコーコムは同日、第1類を含む医薬品のネット販売を再開した。
...2009年6月に改正された薬事法により、一般用医薬品(大衆薬)のネット販売が規制されるようになったが、ネット通販会社がこれを違憲だとして訴えた裁判で、東京高裁が「ネット販売の権利を認める」判決を下したという(日経の記事、47NEWSの記事)。
...昨年10月から今年3月にかけて、JACDSは大学教授や弁護士などを委員とした「医薬品の安全で円滑な提供方法を考える有識者会議」を開催してきた。4月上旬にも発表される予定の報告書では、実店舗での営業を前提としたうえで、ネット販売の必要性を認め、販売制度見直しの …
...医療・介護を含むライフイノベーション分野(19項目)では、「高額療養費制度の見直し」と「医薬品・医療機器の審査手続きの見直し」でほぼ合意に達している一方、それら以外の17項目については引き続き調整が必要としている。 OTCのネット販売をめぐっては、政府の行政 …
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