エーザイはこのほど、同社が製造販売するアルツハイマー病治療薬「アリセプト」(一般名ドネペジル塩酸塩)を高度アルツハイマー型認知症に使用する特許について、特許権の存続期間延長が確定したと発表した。同用途に対する特許権の存続期間は2013年6月22日まで。これにより、今年11月に...
薬局における“在宅業務”の重要性が言われて久しいですね。薬剤師同士、顔を合わせれば「在宅やってる? どうしてる?」というのが挨拶代わり……とまでは言いませんが、薬局業界全体として、意識が向いている分野であることは、多くの方が実感していることでしょう。...
2011年9月16日、骨粗鬆症治療薬の「ボノテオ錠50mg」「リカルボン錠50mg」(一般名ミノドロン酸水和物)が発売された。本薬は、既に7月1日に製造承認を取得し、9月12日に薬価収載されている。ミノドロン酸製剤は、2009年4月から。1日1回連日投与する1mg製剤が臨床使用されているが、今回発売とな...
先日、誤投薬による死亡事故でウブレチド(ジスチグミン臭化物)による「コリン作動性クリーゼ」が話題になりました。コリン作動性クリーゼとはどのような副作用なのか、この機会に、確認しておきたいと思います。また、ジスチグミンと同じ副交感神経亢進薬であり、排尿困難の治療に用...
過敏性腸症候群は、腸の運動や分泌の機能異常により生じる病気です。症状によって交替型、下痢型、便秘型、ガス型、分泌型などに分類されます。過敏性腸症候群で一番多くみられるのは漢方でいう「肝気横逆」証です。この証の人にはどのような漢方薬が適しているのでしょうか。...
高知県にある地域密着型薬局「くろしお薬局」の川添哲嗣氏が、ロールプレーで患者アセスメントの極意を伝えます。第9回に登場するのは、薬局に熱さましを買いにきた30代の男性。ここのところ熱が続いているとのことで、つらそうな様子です。このお客さんに解熱剤を売る前に、何を観察し...
iPhone話で盛り上がれる患者さんっていますか?いないですか?うちにはたまに来ますw 今回は、そんな患者さんにおすすめのアプリをご紹介。素敵なお医者さんと看護師さんがアラームで服薬時間を知らせてくれるアプリ、って、なんで薬剤師ぢゃないんだよぉ〜!!というのはさておき。...
2011年9月14日、抗悪性腫瘍薬のボリノスタット(商品名ゾリンザカプセル100mg)が発売された。本薬は、7月1日に製造承認を取得し、9月12日に薬価収載されている。適応は「皮膚T細胞性リンパ腫」であり、用法・用量は「1日1回400mg、食後投与」となっている。...
ちょうど2年前の9月からスタートしたこのコラム、日経DIの担当者さんいわく「今回でぴったり100回目」だそうです。そこで、「100回記念ということで……」と自分で言ってしまっては手前味噌になるのですが、一応の区切りということもあり、過去の記事を振り返ってみようと思います。反響の...
ヨウコバール錠250μg(同一成分品:メチコバール250μg)とクロルプロマジン塩酸塩錠25mg「ツルハラ」(同一成分品:コントミン糖衣錠25mg)の見た目がそっくりだったため、<処方1>と<処方2>の一包化予製のばらし作業時に見分けがつかなくなった。...
病室を一回りしてから、ナースステーションにいた主任看護師に声をかけた。「伊東さん、今日リーダー?」「あたしはいつもリーダーですよ」。なにを今さら、という感じで、30代半ばの看護師が答えた。...
万物が実を結ぶ秋。食欲の秋や芸術の秋などと表現されますが、精神的には、秋に、もの悲しさや寂しさのイメージを持つ人もいます。なんとなく、うつっぽい気持ちを感じることがあるこの季節。今回は、うつに対するハーブとして有名な「セントジョーンズワート」を紹介します。...
日本臨床救急医学会はこのほど、第1回救急認定薬剤師認定審査を実施。医療機関に所属する27人の薬剤師を「救急認定薬剤師」に認定した。...
日本医療機能評価機構はこのほど、昨年1年間に保険薬局から寄せられた「薬局ヒヤリ・ハット事例」をとりまとめた年報を公表した。薬局ヒヤリ・ハット事例の収集は2009年4月からスタートしており、1年分の事例がまとまるのは初めて。参加保険薬局数は10年12月31日時点で3449軒で、報告事例数...
薬剤師向け研修などを行う「ネオフィスト研究所」の所長、吉岡ゆうこ氏と一緒に便利グッズを作る講座。第9回では、第8回の講座で使った名刺専用用紙を使って、OTC薬を購入した患者さんに渡すカードを作ります。OTC薬の服用法や使用上の注意点は外箱などに書いてあるのに、あえて同じ内容...
フィブラート系薬剤は、期待できる効果は似ていますが、副作用に違いがあったり、体内動態に特徴のある薬剤があり、使い分けられています。今回は、フィブラート系薬剤の副作用と体内動態に関連した特徴について解説したいと思います。...
2010年7月1日、関節リウマチ治療薬のゴリムマブ(商品名シンポニー皮下注50mgシリンジ)が製造承認を取得した。適応は「既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷を含む)」である。4週に1回投与する皮下注射剤であり、メトトレキサートと併用する場合は1回50mg、併用しない場...
9月3〜4日に東京で開催された第30回日本社会薬学会で、「東日本大震災とくすり」をテーマに特別シンポジウムが開かれた。前半は、被災地の薬剤師、および被災地外から支援に赴いた薬剤師が、震災の現場で何が起きたのかを報告。後半は医薬品供給の観点から、厚生労働省、日本製薬工業協...
8月31日に開催された厚労省の第21回医薬品・医療機器等対策部会(部会長は九大麻酔・蘇生学教授の外須美夫氏)では、財団法人日本医療機能評価機構が実施する医療事故情報収集等事業および薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業で報告された事例のうち、医薬品に関係する事例を、独立行...
日本保険薬局協会(NPha)はこのほど、同協会の会員法人を対象に行った「ジェネリック医薬品に関するアンケート」の集計結果を発表した。後発品調剤に対するスタンスについて、調査に答えた62社中44社(71.0%)が「積極的に取り組んでいる」と回答。62社の2756薬局中1861薬局(67.5%)が、後...