薬剤師国家試験対策予備校「ファーマプロダクト」の代表取締役で、東京校で薬理学などの教鞭を執る和田功氏が、薬局薬剤師として働く今だからこそ知りたい薬理学や病態学の基本を解説します。第14回では、甲状腺ホルモンが体内でどのように生合成されるか、バセドウ病や橋本病などの甲...
2012年1月18日、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)のアジルサルタン(商品名アジルバ錠20mg、同錠40mg)が製造承認を取得した。適応は「高血圧症」であり、用法・用量は「成人に1日1回20mg、最大1日40mgまで」となっている。...
漢方薬を抗癌剤や放射線治療と併用するケースは少なくありません。目的は、それらの治療による副作用を軽減すること、それらの治療効果を高めることです。現場ではどのような処方が使われているのでしょうか。...
大日本住友製薬とファイザーは2月20日、カルシウム拮抗薬のアムロジピンベシル酸塩(商品名はそれぞれアムロジン、ノルバスク)について、6歳以上の小児の用法・用量の追加適応の公知申請を行った。...
保険調剤の一部負担金にポイントを付与する「調剤ポイント制度」。紆余曲折を経てようやく規制が始まると思ったら、施行が半年延期されることになりましたね。...
投薬時に薬剤師が「前回と同じお薬ですね。お変わりありませんね」と確認した。そのときには何事もなかったが、帰宅後に患者が怒って電話をかけてきた。...
高知県の「くろしお薬局」の代表取締役で、『川添式熱血患者指導術「Do処方、特変ナシ」から脱却せよ!』(日経BP社)などの著書を持つ川添哲嗣氏の薬局を訪問する「番外編」。最終回となる後編で見せていただくのは、ひつざん薬局朝倉店の調剤室です。大規模病院の近隣にあり、在宅医療...
先日参加した「旭川緩和ケアフォーラム」で、有用な情報をたくさん得ることができましたので、その内容をこれから数回に分けてご紹介します。今回は、一般演題からご紹介します。...
炭酸リチウム(商品名:リーマス)では、血中濃度のトラフ値(定常状態における最低血中濃度)と副作用発現の関連性が高く、有効濃度と中毒を発症する濃度も近いため、TDM(治療薬物モニタリング)を行う必要があります。炭酸リチウムは通常、1日2〜3回服用で使用されますが、定常状態に...
米国で一世を風靡した女性歌手、ホイットニーヒューストンさんが48歳の若さで急死したという、悲しいニュースが飛び込んできました。今メディアでは、その話題で持ちきりです。...
2012年2月14日、深在性真菌症治療薬のフルコナゾールのドライシロップ製剤(商品名ジフルカンドライシロップ350mg、同ドライシロップ1400mg)が製造承認を取得した。フルコナゾール製剤は、既に1989年からカプセル剤と静注液として、成人・小児におけるカンジダ属及びクリプトコッカス属による...
日本災害医療薬剤師学会は、東日本大震災の1周年に当たる2012年3月11日に復興祈念研修会を開催する。災害時における薬剤師の役割などについて今回得られた経験や課題を共有し、今後の災害医療の発展につなげたい考え。会場は東北薬科大学。日本薬剤師会と宮城県薬剤師会が後援する。...
多くの可能性と若干の危うさを併せ持つツールとして(苦笑)、このコラムでも何度か話題にしてきた「Facebook」。実はこのたび、そのFacebookを通じて講演の依頼を受け、それが実現に至るという初めての経験をしました。今回はその顛末についてご紹介したいと思います。...
ボールペン、はさみ、印鑑――薬剤師の業務に欠かせないアイテムの数々。これらを収納できなければ、薬剤師のための白衣とはいえません。白衣デザイナーのO輔さんの腕の見せ所です。...
毎日、新聞のウェブ版で、医薬品使用時の安全管理に関する記事を探すのを日課としています。全国各地で発生した全ての出来事をキャッチできるわけではありませんが、色んな報道事例に出会います。...
そろそろ花粉症の季節がやってきます。今回は、花粉症では日本であまり馴染みのないハーブ、「バターバー」についてご紹介しようと原稿を書いていたところ、「厚生労働省からバターバー又はバターバーを含む食品の販売を当面行わないよう、都道府県等を通じ関係事業者に指導」というニ...
厚生労働省は、2月10日に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)総会で、保険調剤の自己負担分に自社ポイントを付与する「調剤ポイント」の規制について、施行日を2012年10月1日に延期することを提案し、了承された。...
漢方薬は、患者さんの免疫力を高めることにより、癌病巣の拡大や転移を食い止め、手術などによるダメージからの回復を促し、抗癌剤治療などの副作用の軽減にも役立つものです。癌は、漢方にとっても治療が難しい病気ですが、効果があった症例をいくつかみていきましょう。...
これは、ある医療機関から発行された処方箋です。これまでアムロジン(一般名:アムロジピン)のみでコントロールされていた高血圧の患者さんが、先日、アーチスト錠1.25mgが追加された処方箋を持って来局されました。これまで通り、1カ月に1度のペースの定期通院です。保険薬局の皆さん...
「薬剤師の白衣は、動きやすさと涼しさ、ポケットの工夫がポイントのようですね」と語る白衣デザイナーのO輔さんに、早速、具体的な素材やデザイン案を提示していただきました。...