2012年9月28日、経口糖尿病治療薬のアナグリプチン(商品名スイニー錠100mg)が製造承認を取得した。適応は「2型糖尿病で、次のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る。(1)食事療法、運動療法のみ、(2)食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア系薬剤を使用、(3)食事療法、運動療法に加えてチアゾリジン系薬剤を使用、(4)食事療法、運動療法に加えてビグアナイド系薬剤を使用、(5)食事療法、運動療法に加えてαグルコシダーゼ阻害薬を使用」、用法・用量は「1回100mgを1日2回朝・夕に経口投与、効果不十分な場合には経過を十分観察しながら1回200mgまで増量可」となっている。
...運動や野菜中心のメニューが大事な糖尿病患者、本人も介護にあたる人も食事療法が大変な負担であることには間違いない。特に外食などでの食事全体のなかで炭水化物の量を確認するのは難しい。 そのような中、糖尿病患者団体「MYSTAR-Japan」が2012年2月にリリース …
...膵臓にあるSU受容体と結合することで、インスリン(血糖値を下げるホルモン)の分泌を促して血糖値を下げる、2型糖尿病の薬。インスリンの分泌機能は残っているものの、食事療法や運動療法では改善しない場合に用いられる。開発された時期によって、第一世代から第三世代 …
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