第1部では中村清吾(昭和大学医学部乳腺外科教授)が「我が国におけるHBOC(遺伝性乳がん・卵巣がん)の対策」について述べた。同氏は、乳がんや卵巣がんにおいてのリスクファクターとして近年の動物性食品の摂取量の増加と、遺伝子異常があるとした。
...愛知医科大学の小西裕之准教授を中心とする研究グループは、遺伝性乳がんの責任遺伝子であるBRCA1がん抑制遺伝子の異常により乳がんが発生するメカニズムの一端を解明した。これにより、将来的に遺伝性乳がんの治療法選択の開発などにつながる可能性があるという。 …
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