H2ブロッカーは、胃酸分泌を抑制するという主作用の他に様々な作用を持っており、しばしば適応外で使用されます。ですから、単なる消化性潰瘍の治療薬だと考えていると、患者への説明が医師からの説明と食い違うことになりかねません。また、適応外使用の実態を知っておくことで、H2ブロッカーの使い分けについてもある程度は理解できます。
...社会保険診療報酬支払基金は9月26日、添付文書の適応外であっても保険審査上は原則として認める80事例のリストを新たに公表した。支払基金は2007年9月(47例)、09年9月(33例)にも同様の適応外使用の事例を公表しており、今回は3回目。
...