β遮断薬は、高血圧、狭心症、不整脈、心不全など多くの疾患に対して用いられます。薬理作用が多彩であり、かつ薬物動態も多様です。そのため、様々な面で各薬剤が特徴を持っています。初回の今回は、β遮断薬の基本的な分類についてまとめました。次回以降、臨床応用、副作用などの注意点と、個別の薬剤が持つ特徴などを解説することにします。なお本稿では、一般名における「塩酸塩」などは省略します。
...平成24年4月24日、睫毛貧毛症治療薬として開発中のRK-023について、第1相臨床試験が完了し、眼圧下降や充血などの眼科的所見も認められず、薬物動態の結果からもRK-023の安全性上の問題は少ないことが判明しました。 ・平成24年5月21日、当社従業員に対し、株式 …
...スタチンは、長期服用が一般的な薬剤ですから、他剤との併用で相互作用が起こる可能性を常に意識しておく必要があります。服用者には、定期的に併用薬を確認すべきでしょう。
...片頭痛の治療に用いられるトリプタン系薬剤は、日本では5成分が使用できます。薬理作用は似ていますが、作用時間や副作用に差がありますし、薬物動態にも大きな差があります。
...今回から2回にわたって、いわゆる「ハイリスク薬」の一つであるバルプロ酸について解説します。今回は、バルプロ酸製剤の薬物動態の特徴と、普通製剤と徐放製剤の違いについて解説し、次回は、モニタすべき副作用や相互作用について解説していきます。
...2010年10月に、ミカルディス(一般名:テルミサルタン)の80mg錠が発売されました。これでミカルディスは、20mg錠、40mg錠、80mg錠と、3つの規格がラインナップされることになります。しかしテルミサルタンの場合、後述するように「非線形」の薬物動態を示すため、高規格で調剤してしまうと非常に危険です。
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