三環系抗うつ薬は、治療効果は70〜80%に見られる薬剤ですが、副作用が多く治療継続が困難になることがあります。一方、四環系抗うつ薬は、抗コリン作用や心毒性は少ないものの、そのほかについては、三環系抗うつ薬と同様の副作用が認められます。
...三環系抗うつ薬の片頭痛と緊張型頭痛に対する有効性と安全性を改めて評価すべく行われた大規模なメタ分析の結果が、BMJ誌2010年10月23日号に掲載された。米Walter Reed陸軍医療センターのJeffrey L Jackson氏らは、三環系薬剤の頭痛予防と頭痛強度軽減における効果は、偽薬や選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)に比べて高いことを明らかにした。有害事象は三環系薬剤の方が多かったが、脱落率には差はなく、忍容性も許容範囲であることが示唆された。
...必要に応じて三環系抗うつ薬から処方し、場合によってSSRIを使う。求められれば診断書も書く。もしも仮病であったならば治療は長続きしない。診断書も更新しないことに …
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