先月、1週間の有給休暇を取って、米国立衛生研究所(NIH)が主催する「Medicine in the Media(以下、M in Mと略)」に行ってきた。M in Mは健康・医学分野をカバーするジャーナリスト向けに人気のあるセミナーで、今年は50人の定員に対して250人が応募したという。私はというと、講師を務めたダートマス大学医学部教授のスティーブン・ウォロシン氏とリサ・シュワルツ氏の著書を翻訳(『病気の「数字」のウソを見抜く:医者に聞くべき10の質問』、日経BP社、2011年)した縁で、オブザーバーとしての参加が認められた。
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