2011年7月1日、糖尿病治療薬の「リオベル配合錠LD/配合錠HD」が製造承認を取得した。本薬は、選択的ジペプジルペプチダーゼ4阻害薬(DPP4阻害薬)のアログリプチンと、チアゾリジン系薬のピオグリタゾンの配合製剤である。承認されたのはLDとHDの2規格で、低用量のLDには1錠中にアログリプチン25mgとピオグリタゾン15mgが配合され、高用量のHDには1錠中にアログリプチン25mgとピオグリタゾン30mgが配合される。1日1回、朝食前または朝食後に投与する。
...2011年1月21日、糖尿病治療薬のピオグリタゾン塩酸塩/グリメピリド塩酸塩配合錠(商品名ソニアス配合錠LD、同配合錠HD)が製造承認を取得した。本薬は、チアゾリジン系薬であるピオグリタゾンと、スルホニルウレア(SU)薬のグリメピリドの配合製剤であり、発売された製剤は低用量のLD製剤(1錠中ピオグリタゾン15mg、グリメピリド1mg含量)と、高用量のHD製剤(1錠中ピオグリタゾン30mg、グリメピリド3mg含量)の2規格である。
...2010年12月17日、2型糖尿病治療薬のエキセナチド(商品名:バイエッタ皮下注5μgペン300、同皮下注10μgペン300)が発売された。適応は、「2型糖尿病で、食事療法・運動療法に加えてスルホニルウレア薬(ビグアナイド系薬またはチアゾリジン系薬との併用を含む)を使用しても十分な効果が得られない場合に限る」で、1日2回、朝夕食前に皮下注射する。
...2010年6月11日、糖尿病治療薬の「メタクト配合錠」が薬価収載された。既に4月16日製造承認されており、近々の発売が予定されている。本薬は、チアゾリジン系薬のピオグリタゾン(商品名:アクトス)と、ビグアナイド薬のメトホルミン(商品名:グリコラン、メデット、メルビンほか)の配合製剤である。糖尿病治療薬としては、国内初の配合製剤となる。
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