当時30歳だった医師の山崎健二氏(現・東京女子医科大学 心臓血管外科 主任教授)は、「EVAHEART」のルーツとなるアイデアを思い付いた。左心室の先端部に穴を開け、そこに人工心臓を挿入するというものだ。心臓血管外科の臨床医だった同氏は、日々目の当たりにしてい …